コロナ禍で減ってしまった給与の足しにするため、副業を考えている人も多いのではないでしょうか。本業をしながら副業を始めるなら、時間や場所に制約のないWebライターがおすすめです。帰宅後のあいた時間や土日を使って副業収入を得られますよ。
そこで気なるのが、Webライターの収入ですよね。
この記事では初心者ライターが得られる収入の実態やスキルアップ方法など以下の疑問にお応えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

・ライティングスキルがなくてもWebライターになれる?
・Webライター初心者の収入はどれくらい?
・Webライターが収入アップする方法は?
Webライターの仕事
Webライターの仕事は、Webサイトの記事を書くことです。Webサイトは無数にあるのでWebライティング案件は豊富にあります。そして、案件の種類は多種多様です。
この章ではWebライティング案件の種類について解説します。
Webライティング案件にはWeb広告のライティング、サイトに載せる記事やブログのライティングがあります。
Web広告案件はセールスライティングの知識が必要です。
初心者にはハードルが高いので、ここでは記事、ブログ案件について解説していきます。
記事ブログ案件の中には、スキル不要のタスク案件とある程度の文章力・SEO知識が必要な案件があります。
また、インタビューや取材をして記事にまとめる案件もあります。
しかし、取材のスキルやコミュニケーション力が必要なので初心者のうちは避けた方が無難でしょう。
以下はクラウドソーシングで受注可能な案件の種類です。
スキル不要のタスク案件
ノースキルでも受注できるタスク案件は初心者に向いています。具体的には、商品の口コミ、レビューの書き込み、アンケート回答などです。
リサーチ力と文章力が必要な案件
発注者が設定したキーワードと見出しに従ってWebで調べ文章にまとめる仕事です。この案件にはSEOライティングのスキルが必要なものと不要なものがあり、SEO知識を必要とする案件は高単価です。
構成・執筆・WordPress入稿スキルが必要な案件
発注者が設定したキーワードから記事の構成書作成、執筆、WordPress入稿まで実施する案件もあります。
この案件を受注するには競合リサーチ、SEO知識、構成力が必要なため、一定のスキルアップ学習と経験が必須です。
Webライター初心者の収入
副業や転職を考える際、最初に気になるのは収入ですよね。
この章では、Webライター初心者がクラウドソーシングで1か月に得られる収入を副業と本業に分けて紹介します。Webライティング案件の報酬は、文字単価で契約することが多いので文字単価の相場からみていきましょう。
文字単価の相場
以下はクラウドワークスで初心者が応募できる案件の文字単価を調べた結果です。
文字単価 | 文字数 | 案件件数 | 案件内容 |
0.5円 | 2,000字~4,000字 | 60件 | タイトル・構成あり執筆のみ |
0.6円~0.9円 | 1,200字~5,000字 | 53件 | タイトル・構成あり執筆のみ |
1円 | 2,800字~5,000字 | 32件 | シナリオ・SEO記事 |
表には出していませんが、0.5円/文字未満の案件が327件あり0.1円/文字未満という案件も。それでも契約している人がいるのには驚きました。
SEOスキルを求められていなければ、0.5円未満の記事もそれ以上の記事もライティングレベルは変わりません。初心者だからといって安過ぎる案件に応募するのは避けましょう。あなた自身が疲弊してしまうばかりか、単価相場を下げてしまうからです。
副業の場合
この項では副業をする場合の収入をみていきましょう。Webライターの収入は文字単価と記事の文字数で決まります。
報酬=文字単価×文字数×記事数
初心者の文字単価を0.5円、文字数を3,000文字とします。
1時間に書ける文字数は2,000文字が目標ですが、最初は1,000文字くらいです。
0.5円×3,000文字=1,500円/3時間
稼働時間:16時間/週(平日2時間 土日3時間) 64時間/月
1か月に書ける記事数:64時間/3時間=21記事
1か月の収入:1,500円×21記事=31,500円
クラウドソーシングはこの金額から手数料20%が差し引かれるため、手取りは25,200円になります。
稼働時間を短めに計算しているので、平日も土日も執筆時間を増やせば手取りも多くなるでしょう。
しかし、実際はリサーチや誤字脱字チェックにも時間がかかるので、これより少なくなるケースが多いです。
本業の場合
文字単価・入力スピードは同じとします。
稼働時間:8時間/日 6日/週 とすると192時間/月
1か月に書ける記事数:192時間/3時間=64記事
1か月の収入=1,500円×64=96,000円
手数料を差し引くと76,800円
この収入で生活するのは難しいですね。いきなり仕事を辞めてライター1本ではやっていけません。
副業から始めることをおすすめします。
事務員Tの報酬を公開
下の表は私がクラウドソーシングに登録したころと昨年にライティングで得た収入です。
ご覧のとおり最初の文字単価は0.5円。3,000字書いて1,500円でした。
それから2年後には1.3円のSEO記事を受注できたため、文字単価が2.6倍になっています。
文字単価 | 文字数 | 記事数 | 手数料・税引き前 | 手取金額 | 源泉徴収税額 | 日時 |
0.5円 | 3,000 | 3 | 4,860 | 3,888 | 0 | 2018/2/21 |
0.5円 | 3,000 | 10 | 16,200 | 12,960 | 0 | 2018/4/8 |
1.3円 | 5,000 | 1 | 7,150 | 4,914 | 663 | 2020/9/24 |
1.3円 | 5,000 | 2 | 14,300 | 9,827 | 1,327 | 2020/10/22 |
1.3円 | 5,000 | 3 | 21,450 | 14,741 | 1,990 | 2020/11/19 |
実は、このあと構成もできるようになったので文字単価が更に上がりました。SEO記事を書けると報酬が上がるようです。次の章では私が文字単価を上げるためにしたことを紹介しますね。ぜひ参考にしてみてください。
事務員Tが報酬アップのためにしたこと
SEOの知識がない時代は文字単価0.5円~0.7円程の記事ばかり書いていました。本業が忙しくなりお休みしていたこともあります。
繁忙が終わりライティングを再開する時、ノースキルのまま続けても単価アップはできないと思い勉強を始めたのです。
この章では、私がスキルアップするためにしたことを紹介していきます。
Webライティング講座受講
ライティングスキルを身につけるためにSEOを解説した本を読んだり、YouTubeで情報収集したりしました。
しかし、インプットした知識を基に文章を書いてみてもそれが良いのか悪いのか分かりませんでした。
そこで、Webライターを養成する講座を受講してみることにしたのです。
その講座はプロが文章を添削してくれるというもので、受講して本当によかったと思っています。
SEO記事の案件を受注できるまでにスキルアップできたのですから。
この講座内容については、下の記事を読んでみて下さい。おすすめです!
ブログ開設
ライティング案件を探す時に求められるのがポートフォリオです。過去に執筆した記事を提出するのですが、ほとんどの記事は発注者が公開不可にしています。
執筆経験を証明する記事の提示ができないため、応募してもテストライティングすら受けられないことが何度もありました。発注者から見ると、経験者だと言われても本当に書けるのか信用できないのは当たり前です。
結果、記事の提出を求められない低単価案件ばかり受注していました。
でも、画期的な解決策を講座で教わりました。
それは、ポートフォリオとして提示できる記事を集めたブログを始めることです。
ブログは修正が入っていないため、その人の文章力が分かるポートフォリオになるそうです。
ブログを開設する時はWordPressで作りましょう。募集案件にはWordPress入稿まで求められることがあるからです。
ブログを書いているとWordPressの扱いに慣れます。操作で分からないことがったら、ググれば誰かが教えてくれますよ。
私も受講後このブログを開設し、受講中に書いた記事から公開していきました。ブログは更新しないと読んでもらえないので、記事を増やす必要があります。私は、ずいぶんサボってしまいましたが…
基礎的な知識を持って記事を書いていれば、文章力も向上します。
ポートフォリオとして見てもらう際には、専用のお問い合わせページを作ってURLを貼るだけでOKです。これも講座で教わりました。
今回このお問合せページを作るにあたり、他のブロガーさんのページを参考にしようといろいろなブログを見て回りました。でも、ポートフォリオ用のページを設置している人は、ほとんどいませんでした。
発注者からみると、トップページを見せられてもどの記事を読めば良いか分かりません。ライバルのポートフォリオより読みやすいページを作れば、それだけで一歩リードできます。
このブログにもポートフォリオ用のお問合せページを設置しています。参考にしてみてください。
まとめ
この記事を読んだあなたは、初心者Webライターのリアルな収入を知り失望したかも知れませんね。でも、スキルアップすれば報酬が上がることも分かったはずです。ノースキルのままでは低単価で長時間作業を強いられます。
誰でもできる仕事なのでスキルがつかず、体力を消耗するだけです。
そうならないためには、まずSEO知識と基礎的な文章力をつけましょう。
スキルアップするためには、あなたが書いた文章をプロが添削してくれるWriting Hacksがおすすめです!

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